給湯器の代表的なエラーコードの意味と対処方法

給湯器はいろいろなメーカーがありますが、各メーカーによってエラーコードは異なります。
法律でエラーコード表記が統一されているわけではないため、自分が使用している給湯器のメーカーにおいてエラーコードを確認する必要があります。

エラーコードの調べ方は主に2つあります。
まず1つ目の調べ方は取扱説明書です。
給湯器を購入したら取扱説明書が付属しているため、「故障かな？」という項目などからエラーコードを調べることができます。

また、取扱説明書には困った時の連絡先が記載されているので、どうしてもエラーコードがわからない場合はそこへ連絡をすればすぐで回答を貰えます。

次に2つ目の調べ方ですが、取扱説明書が手元にない場合はWEBで調べましょう。
WEBでエラーコードを調べる時、使用しているメーカーのホームページを見るのが早いです。
ほとんどのメーカーはホームページを持っており、そこにエラーコード一覧を表記していることが多いです。
エラーコードを調べる時は上記の2つの方法を使ってください。大抵はエラー内容を把握するすることができます。

ここでは「NORITZ」の給湯器のエラーコードを例として紹介します。

リモコンに「111」「E06」「06」と表示されている場合、これは点火不良です。
台風などの影響によって給湯器内の温度が高くなり、感電防止や電流遮断の目的で一時的に機能制限が掛かります。
雨風が過ぎ去ってもエラーコードが表示される場合、故障している可能性があるので点検を依頼しましょう。
同じような内容として「112」が表示される場合、これは上記と似ていますが「追い炊きの点火不良」を意味します。

基本的に給湯器は経年劣化でない限り、故障となる原因は限られてきます。
設置場所に害虫や雑草が多く機内に影響を及ぼす、あるいはフィルター等に詰まったゴミが原因で起こる不具合は身近な故障原因です。
これらの原因を除外すると、天候による影響で故障に至るケースがほとんどです。

冬の時期は凍結、年間を通して起こりうる原因は台風や豪雨です。
雨が強烈な日は雷を伴うことが多いですが、雷は給湯器の天敵です。

雷によってあっさりと給湯器が故障することは珍しくないため、台風や豪風の日はエラーコードが表示されやすいです。
雷による故障を回避するのは難しく、また給湯器は家庭で毎日使うものなので、あらかじめ電源を抜いたりブレーカーを落とすという対処方法は現実的ではありません。
豪雨が過ぎ去った後にエラーコードが表示されていて、リセットをしても表示が消えない場合は、メーカーへ問い合わせましょう。

給湯器に付属されている取扱説明書は、必ず保管しておきましょう。
「どこにしまったのかわからない」「捨ててしまったかも」という日とも多いのではないでしょうか？
そのような場合はメーカーに連絡をすると、新しい取扱説明書を貰えることがあります。

給湯器に関するトラブルはエラーコードを含め、大抵の内容は取扱説明書で故障の対応や判断ができます。
トラブルで困った時に真っ先に頼りとなるのは取扱説明書なので、捨てないようにしてください。