古い給湯器は火災の危険も?年数の経った機器の想定リスク

給湯器によ事故の歴史を見ると、2017年現在は以前に比べて火災等の事故が極端に減っています。
2009年に「長期使用製品安全点検制度」の法改正が行われてから、事故に対する消費者の意識が高くなっており、業者による点検も促されたことが要因と考えられます。
今回は古い給湯器の火災の危険性について紹介します。

目次

給湯器には種類がある

給湯器とは、お湯を供給するための機械です。
水道水をお湯に変換して、キッチンやバスルームなどの水回りにお湯を供給することができます。
給湯器は燃料として「電気」「ガス」「石油」など様々なタイプがあります。

多くの種類がある中で、経年劣化から火災事故の件数が多いのは「ガス給湯器」と「石油給湯器」です。
製品評価技術基盤技術機構の公表データによると、ガス給湯器と石油給湯器で10年以上の経年劣化がある場合に火災が起こりやすい、となっています。
実際に火災が起こった製品でも、10年以上の経年劣化がない給湯器については火災事故の報告は上がっていません。

このデータからわかることは、「ガス」と「石油」が危険なのではなく10年を超えて使用し続けることが危険ということです。
給湯器の寿命は10年と言われますが、その根拠も上記のように事故件数から設定された基準なのでしょう。

寿命ではなく点検で判断しましょう

給湯器の寿命は10年、10年を超える場合はガスや石油タイプは火災が起こりやすいというデータから、10年くらいで買い換えるのが理想です。
しかし、実際は給湯器を購入した年を覚えていなければ10年経過したかどうかわかりませんよね。

また、同製品における10年経過と言っても、その間の使用頻度によって劣化具合が異なるのは当然です。
古い給湯器の使用で火災を発生させないためには、10年を目安にしながらも最終的な判断基準はやはり点検結果です。
「今の給湯器の状態は使用を続けても安全なのか?」、これは点検をしなければ確実な答えは出ません。

使用頻度が低い場合、10年経ってもまだまだ使えるケースがあります。

逆に使用頻度が高い場合、10年経たないうちに買い換える方が安全なケースもあります。
すべてを10年という時間で判断するのではなく、定期点検を心掛けるようにして「今の給湯器の状態」を確認するようにしましょう。

点検は基本的に有料

古い給湯器から火災が発生しないように、消費者は各製品に設定されている点検期限までに法定点検を受ける義務があります。
また、法定点検については業者から点検時期のお知らせがあるはずなので、それを目安にしてください。

給湯器の点検に費用が掛かるかどうか?
これは業者によります。

原則として業者側が無料サービスを実施していない限りは、数千円~10,000円ほどの点検費用が掛かります。
また、法定点検は「修理」ではないため、点検結果として修理が必要な場合は別途費用が必要になります。
その修理費用については原因によっては火災保険を適用できますし、メーカー保証を使えるケースもあります。

各メーカーによる点検が理想

給湯器はいろんなメーカーから様々な製品が販売されているため、点検を希望する場合は自分が購入した製品の製造メーカーに依頼するのが理想です。
大抵は取扱説明書を頼りに依頼先を知ることができますし、法改正後は業者から点検のお知らせがあるはずです。

親から古い家を引き継いだ場合など、自宅に設置されている給湯器がどこのメーカーなのかわからないことがあります。
そうした場合、JBRではメーカーの判別から点検までサポートさせていただきますので、お困りの際はお問い合わせまでご連絡ください。

まとめ

給湯器は一家に一台は設置されているほど身近な家電製品です。
しかし、古い給湯器は火災が起こしやすいという事実を知っている方はまだまだ少ないと思います。
消費者は法定点検を受けるの義務があることを覚えておき、定期的に給湯器を点検するように心掛けてください。

サービスの流れについて

  1. STEP01

    お問い合わせ

    給湯器でお困りの方はお気軽にお電話ください。トラブルの状況をお伺いいたします。

  2. STEP02

    スタッフが到着

    到着しましたら、まず名刺をお渡しします。その後現地調査をいたします。

  3. STEP03

    お見積り・作業説明

    現地調査後、正確な金額を提示いたします。作業内容もしっかり説明いたします。キャンセル頂いても料金はかかりません。

  4. STEP04

    作業・完了

    説明後に作業にとりかかります。無事に作業が完了しましたら、お支払いをお願い致します。

ここまでの作業はすべて無料です ※場合により料金が発生する可能性がございます。

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