給湯器本体やリモコンの故障の原因と対処方法

給湯器の使用年数にもよりますが、ゴムパッキン等の部品が経年劣化により破損して起こることが多い症状です。
バルブや水栓を閉じて水を、ガス栓を閉めてガスを止めることで応急処置をした後、業者に連絡をしましょう。

多くのメーカーでは給湯器の設計上の標準使用期間を10年と定めています。
10年以上使っている給湯器の場合は、修理より交換の方が安上がりになる場合もあります。
そのまま使用すると内部で不完全燃焼を起こし、一酸化炭素を発生させ、中毒の原因になることもあります。

お湯が出ない場合、給湯器の故障が原因の場合と、そうでないケースがあります。
先ずは下記の4点を確認してみましょう。

ガスが出ているか

ガスコンロ等、他のガス器具が使用可能か。

水は出ているか

蛇口から水は出るか。

電気は使えているか

他の電気器具が使用可能か。

エラーコードは表示されているか

給湯器の取り扱い説明書、或いはメーカーのホームページにて、エラーコードの一覧を確認することが出来ます。

この4点を確認しても原因が分からない場合は、給湯器本体が故障している可能性がありますので、業者に連絡して対応を依頼しましょう。

ガス漏れを起こしている可能性があります。
下記や静電気に引火して爆発を起こすことがありますので、ガスコンロや煙草のような火気はもちろん厳禁です。
窓を開けて換気をし、すぐに業者に連絡をしましょう。

しかし、換気をする際には、換気扇を回すことは控えましょう。
ガスが漏れている場合、換気扇が通電した際に発生しうる微量な火花に引火する可能性があります。
ガスは本来無味無臭ですが、漏れた際に気付けるよう、人が不快に感じる匂いを人為的に付けています。

給湯器が室内にある場合は、平時からガス警報器を設置しておくと良いでしょう。
ガス漏れをより早く察知し、事故の予防に繋げることが出来ます。

リモコンの故障にも幾つかパターンがあります。
原因の見分け方と対処法を紹介していきます。

給湯器のブレーカーが落ちている

浴室と台所など、複数の箇所にリモコンがある場合、一方だけが動かないのか、両方動かないのかを確認してみましょう。
両方共動かない場合は、給湯器のブレーカーが落ちている可能性があります。
ブレーカーが落ちている場合、リセットボタンを押すことで復旧します。

ブレーカーが正常な場合はまず電源コードを抜いてください。
そして、30分経過したら差し直しましょう。

電源を差し直してリセットした場合には、時刻等の設定が初期状態に戻ってしまいますので、再度設定のやり直しが必要です。
それでも直らない場合には、ガス会社に修理依頼をしましょう。

リモコン自体の故障

複数箇所にリモコンがあり、どちらか一方だけが動かない場合、リモコン自体が故障している可能性があります。
業者に修理を依頼してください。

電池が切れている

乾電池で動作するタイプのリモコンの場合、乾電池が切れている場合があります。
乾電池を交換することで動くようになります。