清潔なお湯を保つための給湯器の汚れ落とし・掃除方法

給湯器はお湯を焚くための装置なので、使用する水は水道水です。
水道水が安全かどうかは、技術の進歩と共に法改正が行われて、その度に安全性が高くなっていると言えます。
最近では、平成15年に水道水質基準の大幅改正が行われ、より安全性が高まっていると言えるでしょう。
この水道水質基準については厚生労働省で確認できるので、気になる方はチェックしてみてください。

さて安全が確認されている水道水を使って沸かしたお湯が給湯器から出てくるということは、給湯器自体も基準をクリアしている必要があります。
国内で市販されている給湯器は、国が定める基準をクリアしなければ販売できません。

水道法の浸出性能基準やガス機器検査協会の認定など、様々な法律や認定があります。
つまり、給湯器から出るお湯が清潔でない場合は、その製品を製造（あるいは販売）している会社に問題があると言えます。

水道水や給湯器は法的基準をクリアしているため、健康被害の心配はありません。
しかし、長年給湯器を利用するとフィルターのゴミやタンク内の汚れによって、お湯の清潔さを保てなくなってしまうことがあります。

給湯器のお湯を清潔に保つために、給湯器のフィルターを掃除しましょう。
これはエアコンのフィルター掃除と理屈は同じです。

次に水道の蛇口に浄水器を取り付けている場合、そのフィルターも定期的に交換しましょう。
これは給湯器との関係はありませんが、根本的にフィルターに水を通す期間が長いほど汚れが溜まりやすいので、定期的に交換が必要です。
蛇口は水の通り道における最後の通過点です

ここに至るまでに清潔さが保たれていても、蛇口の浄水器フィルターが汚れていると意味がありません。
貯水タイプの給湯器の場合、タンク内を掃除することも大切です。
一般家庭で使われるタイプにおいては、シンプルにタンク内の水抜きをするだけで大丈夫です。

これは凍結防止の際に水抜きをするのと同じなので、取扱説明書を読みながら水抜きをしましょう。
バスルームの場合は、浴槽の中にあるお湯の吸い込み口のフィルターを掃除しておくこともポイントです。

給湯器のフィルター掃除や水抜きは自分でもできますが、さすがに家庭内の配管内部の掃除はプロでなければできません。

また、生活トラブルとして配管のつまりは頻繁に起こるので、たまに掃除をしておく方が安心です。
一般的には高圧洗浄機の圧力で配管を掃除してもらうことが多く、相場は10,000～20,000円ほどです。

給湯器は定期点検をしておくに越したことがありません。
点検を無料でやってもらえるかどうかは、メーカーや業者によります。
給湯器の保証期間内であれば、点検で異常が見つかった時に無料修理を依頼できます。