給湯器の号数による能力の違いを知って最適な機器を選ぶ
給湯器を購入する時はいろんな製品を比較しましょう。
製品によっては名称に「○○号・○○給湯器」と書かれているタイプがあります。
この○○号というのは「水温+25度」のお湯を1分間にどれだけ作れるのかという目安なので、家族の人数や使用水量を基準に給湯器を選ぶ場合は覚えておくと便利です。
目次
給湯器の号数の意味

給湯器の○○号という号数は、給湯器の能力をはかる指標です。
「水温+25度」のお湯を1分間にどれだけ作ることができるのか?という基準で作られています。
号数が低いほど少量のお湯となり、号数が高いほど大量のお湯を作ることができます。
とはいえ、1つの蛇口から放出される水量には限界があります。
水量は蛇口や配管の構造によって決まります。一度に複数の蛇口からお湯を出す場合や、長時間お湯を使う場合には号数の大きい給湯器は真価を発揮します。
つまり、一人暮らしの場合は低い号数の給湯器で十分、逆に大家族になるほど号数の大きい給湯器を購入するほうが快適ということです。
1つの蛇口に対する号数の計算方法
我が家にとって最適な号数はどのくらいなのか?を調べるためには必要号数を計算する必要があります。
家庭にはキッチンやバスルームなどお湯を使う蛇口がいくつかありますね。
それら1つ1つの蛇口における号数を計算します。
号数の計算は、「希望設定温度」-「その季節の水温」×「1分間で使う水量」÷25度で逆算します。
希望設定温度はそのまま希望する温度、季節の水温は17度が平均で冬場は5度を想定しておきましょう。
1分間で使う水量は少し多めに設定しておき、キッチンなら5リットル、シャワーなら10リットルほどが目安です。
40度の設定で水温が17度、シャワーを想定して1分間の水量を10リットルで計算してみましょう。
「40度」-「17度」×10÷25=9.2となり、この場合はその季節におけるシャワーの最適号数は9.2号となります。
この計算をする時に「季節による水温」に悩むと思いますが、これは水道局で各季節の水温や年間平均水温を調べることができます。
東京圏なら、東京水道局のデータによると年間平均水温は約17度です。
家庭の必要号数の計算方法
1つの蛇口の最適な号数がわかると、後はすべての蛇口の号数を足し算すれば「我が家に最適な号数」がわかります。
家庭の号数は、「シャワー9.2」+「キッチン5」=「14.2号」という感じの計算になるため、同時に蛇口を使うことが多い家庭ほど必要号数は高くなります。
4人家族の場合なら、大体20号前後の給湯器が選ばれるケースが多いです。
一人暮らしの場合なら、極端に言うと5号などスペックの低い給湯器でも問題なく生活できます。
もちろん、号数は1分あたりのお湯の量なので、低めの号数の給湯器を選んだ場合、水の節約にもなります。
不便なくお湯を快適に使いたいなら、少し大きく見積もって号数を計算しておく方が安心です。
販売店のアドバイスも参考にしよう
給湯器を購入するにあたり、なかなか自分では必要な号数を決めかねることもあると思います。
給湯器の販売店では、家族の人数やお湯の使用量から号数についてアドバイスをしてくれます。
いくつかの店舗を巡って号数の助言をもらっておくと、最適な号数の給湯器を見つけやすくなります。
まとめ
給湯器の号数は商品選びにおいて1つの指標になります。
同じようなスペックの給湯器でも、号数によってお湯を作り出す能力が変わります。
一般的に給湯器は価格を重視して選ばれることが多いですが、家族の人数やお湯の使用量から号数を計算できるということも念頭に置いておきましょう。
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