「お湯が出ないけど水は出る」
よくある給湯器のトラブルの原因
「お湯は出ないけど水は出る」という症状は、給湯器のトラブルの中でも代表的なものです。
専門の業者に連絡して対応してもらうことが最も確実な解決策ではありますが、中には自分で原因を特定できるケースや、復旧、予防ができるケースも少なくありません。
お湯が出ない場合における、代表的な原因と復旧方法をご紹介していきます。
目次
ガスが止まっている
ガスの使い過ぎなど、ガスの異常な使われ方を感知した場合や、震度5以上の地震が起こった場合には、ガスメーターの安全装置が作動し、ガスが止まっている可能性があります。
- 確認方法
- ガスコンロ等、他のガス器具が使えるかどうかを確認して下さい。
他のガス器具も使用できない場合、ガスが止まっている可能性があります。 - ガスが止まっている場合の復旧方法
- 全てのガス器具を止め、ガスメーターの復帰ボタンを押します。
ガスを使わずに3分間待つと、ガスが使えるようになります。 - 注意点
- 給湯器の安全装置は、あくまで何らかの「危険の可能性」を察知して作動しています。
復旧してもすぐにまたガスが止まってしまったり、異常な臭いや煙が出ている場合には、すぐに使用を止めて、専門の業者に連絡して下さい。
天候の影響
雷や台風、豪雨などによって、漏電ブレーカーが落ちている場合にはお湯を出すことが出来ません。
また台風や豪雨によって給湯器内部が湿っていたり、雨水が侵入している場合は、湿気により点火し難くなることがあります。
- 復旧方法
- 漏電ブレーカーが落ちている場合は、ブレーカーをONにすることで再起動できます。
給湯器内部の湿り気により点火しなくなっている場合は、一旦使用を止め、乾燥するのを待ってから使用して下さい。 - 注意点
- 漏電ブレーカーは、漏電があった際に電気を遮断し、事故を防止するためのものですが、台風や豪雨による湿気を察知して作動することもあります。
ブレーカーをONにしても、またすぐに落ちてしまう場合、漏電している可能性がありますので、業者に連絡をして点検を依頼しましょう。
凍結している
これは冬場によく見られる症状です。
屋外に設置されているタイプの給湯器の場合、給湯器周りの配管の中で水が凍結し、お湯が出なくなる場合があります。
- 確認方法
- 給湯器の水抜き栓を開け、水が出なければ、凍結していると判断することが出来ます。
- 復旧方法
- 自然に気温が上がり、凍結している部分が解凍されれればお湯が出るようになります。
いちばん確実な対策です。
すぐにお湯を使いたい場合、水栓を開けた上で、凍結部分にヘアドライヤーを当てて暖めるなどの対策があります。
ただし配管部分は熱に弱いので、過度な加熱は避ける必要があります。
配管にお湯をかけて解凍する方法は、配管を破裂させる可能性があるので避けましょう。 - 予防方法
- 激しい冷え込みが予想される日や、低温注意報が発令された時には、給湯器の電源スイッチを切り、ガス栓を止めた状態で給湯栓から少量の水(毎分約400cc)を流しっぱなしにしておくことで凍結を予防できます。
追い焚き付き風呂釜の場合は、循環アダプター(お湯が出てくる箇所)よりも5センチメートル以上高い水位まで水をためた上で、上記の予防策を行って下さい。
ポンプが自動的に浴槽の水を循環させて、凍結を予防します。
また保護カバーや凍結防止ヒーターを使うことで凍結を予防することも出来ます。
まとめ
給湯器は約10年という長い期間、屋外に出して使用するものですので、上記に挙げた以外にも予期せぬ理由でトラブルが起こる可能性があります。
お湯が出ない時にそのままの状態で使い続けることは、火災や一酸化炭素中毒の原因にもなり、大変危険です。
原因が分からない場合や、同じ症状が繰り返し起こるような場合は、自分で判断せず、専門の業者に点検を依頼しましょう。
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給湯器でお困りの方はお気軽にお電話ください。トラブルの状況をお伺いいたします。
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到着しましたら、まず名刺をお渡しします。その後現地調査をいたします。
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現地調査後、正確な金額を提示いたします。作業内容もしっかり説明いたします。キャンセル頂いても料金はかかりません。
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説明後に作業にとりかかります。無事に作業が完了しましたら、お支払いをお願い致します。
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